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第 79 回日本臨床眼科学会にて受賞講演の機会を頂戴いたしました

2025.10.21 Tue

株式会社 QD レーザと東北大学医学系研究科眼科学分野の共同研究である「ハンディレフラクトメーター(電気不要の手動式屈折計)の開発と性能評価」第129回日本眼科学会総会の学術展示優秀賞を受賞しました。

本賞の受賞に当たり、第 79 回日本臨床眼科学会にて、「ハンディレフラクトメーター(電気不要の手動式屈折計)の開発と性能評価」について、筆頭研究者である山口万里奈先生が受賞講演の機会を賜りました。

山口万里奈先生(左)

左から 東北大学医学系研究科眼科学分野 中澤徹教授 山口万里奈先生

以下、山口万里奈先生からのコメント

このたび、第79回日本臨床眼科学会(大阪)において、第129回日本眼科学会総会(東
京)の学術展示優秀賞に選ばれた「ハンディレフラクトメーター(電気不要の手動式屈
折計)の開発と性能評価」について、受賞講演の機会を賜りました。壇上では、座長の
須藤史子教授(東京女子医科大学)より温かいお言葉とともに表彰状を授与いただき、
大変光栄に存じました。また、本機器は EXPO2025大阪・関西万博に期間展示され、
現在は仙台市科学館にて常設展示されています。ご指導を賜りました中澤徹教授をは
じめ、(株)QDレーザの皆様、東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点の関係者
の皆様に、心より感謝申し上げます。
 世界では、未矯正の屈折異常による低視力者が約2億人、眼鏡を掛けたことのない人
が約11億人に上るとされ(WHO統計)、学習や就労の機会損失が貧困や飢餓に繋がる深
刻な社会課題となっています。東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点では、ラ
イオンズクラブ国際協会332-C地区(宮城)と連携し、日本全国から回収した中古眼鏡を
リサイクルして発展途上国へ届ける活動を進めております。
本研究は、(株)QDレーザと共同開発した手動式屈折計(研究試作品)の有用性と安全
性を、既存のオートレフラクトメーターと比較検証したものです。本機器は小型・軽
量・電気不要・安価であり、資源が限られた地域における視覚支援への応用を検討し
ています。今後も、本研究を社会実装へと発展させ、国内外における視覚の向上を目
指して社会に貢献してまいりたいと思います。

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