東北大学COI-NEXT合同シンポジウム2025を開催しました

2025年12月１日（月）東京ミッドタウン日比谷にて、東北大学COI-NEXTの三拠点（「美食地政学」「ネイチャーポジティブ」「Vision to Connect」）による合同シンポジウム2025を開催しました。テーマは「公共課題に挑む大学の力-ソーシャルビジネスと大学が生み出す総合知-」で約230名の方（現地：約90名、オンライン：約140名）にご参加いただきました。

【基調講演①】
NECソリューションイノベータ株式会社　川村 幸里氏が登壇し、SBI（ソーシャルインパクトボンド）やPFS（ペイ・フォー・サクセス）など、国内外の公共課題解決の新潮流について紹介しました。さらに、データ利活用を軸とした社会実装の新たなモデルを示しました。

【基調講演②】
貴凛庁株式会社 代表取締役　三井 紀代子氏が登壇し、宮城県東松島市「KIBOTCHAスマートエコビレッジ」の取り組みを中心に、防災教育とサステナビリティを組み合わせた地域づくりの実践事例を紹介しました。

【ポスターセッション】
三拠点による研究・実証プロジェクトのポスター展示を実施し、研究者・企業・自治体など多様な参加者の間で活発な交流が行われました。

【パネルディスカッション】
都市デザインワークス 代表理事　榊原 進氏をモデレーターに迎え、三拠点のプロジェクトリーダー（以下、PL）及び基調講演者が登壇しました。ソーシャルビジネスとしての社会実装の可能性、研究・地域・企業連携による価値創造、データ連携、人材育成、拠点間協働の将来像など、実務的かつ学際的な視点から議論を深めました。

左から榊原 進氏、三井 紀代子氏、川村 幸里氏、中澤 徹PL、近藤 倫生PL、松八重 一代PL

【交流会】
約40名の方にご参加いただき、拠点を超えて意見交換を活発に行い交流を深めました。

東北大学COI-NEXTは、今後も多様なステークホルダーと連携し、社会課題解決に向けた実装研究を推進してまいります。